死を語ることで愛が生まれる話。あなたは「死」について大切な人と話してますか?

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更新日  2017/04/07

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 - 私と生き方

Tamayaのイラストこんにちは、Tamakoです。

ところで突然質問ですが、あなたは「自分の死」について、または「大切な人の死」について話し合うことはありますか?

そんなこと言うと「なにをいってるの!縁起でもない!!」と怒られてしまうかもしれませんよね。

でもちょっとだけ考えてみてください。

私たちは死にます。
生まれたら死ぬことだけは確定してます。

なのに「死」について語ることを、どうしてタブーのように感じるのでしょうか?
もっとつっこんでいうと、世の中の常識が「死」を語ることをタブーとしているから、話せないだけなのではないでしょうか?

「死」を意識すると、あなたの価値観が変わるかもしれません。

衝撃的な宝島社の広告、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」

先日、宝島社が全国の新聞に衝撃的な広告を掲載しました。

樹木希林さんは2013年に全身がんであることを告白されています。
私もびっくりしました。
そして病気にもかかわらず達観したような、それでいて生きていることを楽しんでいる希林さんの言葉や演技に魅了され続けてきました。

今回もまたやってくれたというか、希林さんにしかできないことをされています。
キャッチフレーズもまたすごい。
『死ぬときぐらい 好きにさせてよ』
すごくかっこいいです。
でも生きぬいた希林さんだからこそかっこよく聞こえるのです。

たくさんのツイートがよせられました。

また美しく神々しいビジュアルは、エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』をモチーフにしているそうです。


オフィーリアはシェークスピアのハムレットの登場人物で、愛するハムレットに父親を殺され気がくるい、最後には溺死してしまいます。

細密な写実描写で表現される死した(又は死の直前の)オフィーリアの姿は、生と死の狭間にあってなお神々しいまでの美しさに満ちている。

Salvastyle.com

生と死はすぐ近くにあり、希林さんの問いかけるような微笑みと穏やかな表情に心をゆさぶられました。

夫婦で「死」について話し合うと不思議な現象がおきた

夫婦で「死」について話し合うと不思議な現象がおきた

私たち夫婦は自分たちの「死」について、以前から話し合ってきました。
なぜかというと私が死んだあとに夫に後悔されたり、嫌な思いをしてほしくないからです。

最初は夫も乗り気ではなかったですが、次第に自分の死後について話してくれるようになりました。

「葬儀はお金をかけてほしくない」とか
「自分の幸せだけを考えて暮らしてほしい」とか。
ポツポツ、こまごまと。

すると不思議な現象が起きたのです。

夫はより私を大切にしてくれるようになりました。
もちろん、今までも大切にしてくれていたのですが(笑)

とにかく一緒の時間がふえました。
ランチを食べに行ったり、小さな日帰り旅行をしたり。

買い物も行ける時には必ず一緒に行って、重い荷物をもってくれます。
手をつないで、事故に合わないよう気をくばってくれています。

私の具合が悪い時には会社で大変なのに、なにをいわなくても家事もこなしてくれます。
今まで以上に心配をして優しい言葉をかけてくれるようになりました。

私も会社に行って頑張ってくれる夫に対して、感謝しかありません。
家にいる時にはなるべく癒されるよう、健康でいられるよう気をつけるようになりました。

死について語ると愛が深まります。
それは「かけがえのない人」「今しかない大切な時間」だと改めて実感するからです。

人はおろかだ、だからこそ「死」を語ろう

よくネットの記事やニュースなどで、
『あいつがいなくなって、さびしい。もっと優しくしとけばよかった』
などという話を見ますが「なんだよ、それ。アホか」と心の中で思います。

シチュエーションは人それぞれです。
それが別れた彼氏だろうと、死別した奥さんだろうと、

どうして一緒にいる時に大切にしなかったんだろう?
そんなあたりまえのことに気づかないんだろう?

でも怒ってみても仕方のないことなのかもしれません。
私だって人のことは言えない。

人間というのは賢いようで愚かな生き物です。
日々の生活の中に埋もれて、心がマヒしてしまうのです。

だからこそ後悔しないために「死」について語ることは大切なことです。

それでももしお互いを「かけがえのない大事な人」だと思えないなら・・・それはまた別問題。関係を見直す必要があるということです。

最後に

広告にそえられた宝島社の言葉が、私の言いたかったことすべてを語ってくれています。

日本の平均寿命は年々更新され、今や世界一。

いかに長く生きるかばかりに注目し、
いかに死ぬかという視点が抜け落ちているように思います。

いかに死ぬかは、いかに生きるかと同じであり、
それゆえ、個人の考え方、死生観がもっと尊重されてもいいのではないか、
という視点から、問いかけています。

「生きるのも日常、死んでいくのも日常」

ご出演いただきました樹木希林さんの言葉です。

「死というのは悪いことではない。それは当たり前にやってくるもので、
自分が生きたいように死んでいきたい。最後は、もろとも宇宙の塵になりて。
そんな気持ちでいるんです。」

死について考えることで、どう生きるかを考える。
若い世代も含めた多くの人々の、きっかけになればと思っています。

PR TIMES | 宝島社のプレスリリース(2016年1月5日)

――――ところであなたは?

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